先日、私の働いてるお店に営業の方がきまして、
「自社のサービスをお店に導入しませんか!自社のサービスを導入されたお店は売り上げが平均して○○%上がることが結果として出ています!」
というような自社の凄さ、自社の良いところ、自社の魅力、自社の優れているところを言い回しに1時30分ほど話をしました。
そして、導入することによる私のお店でのメリットを聞いてみたら、結果の出ている内部でのデータや数字を見せてきて自社の凄さをアピールしてきました。
皆さんは、どう思いますか・・・
凄いと思いますかね・・・
そもそも凄いとか魅力的と思うときはどんな時ですかね・・・
人は何か違う物や似たような物と比べた時に対してすごいとか魅力的だと思う感情が出てくるはずです。
何かと比べることが出来るから、凄いとか魅力的という感情が出来るのです。
比べることができなければ、凄いとか魅力的という感情は出てきません。
仮に自分が一つの物に対して説明されているにもかかわらず、凄いとか魅力的だという感情が出ているのならば、それは自分の脳の中で無意識勝手に何かと比べる働きをしてしまっているからです。
話は戻りまして、私は営業の方に
「私の勝手な考えで御社が凄いかどうか判断がつかないので、競合他社の内部データと御社の内部データを比較しないと分からないので競合他社の内部データはありますか?」
と聞いてみました。
ちなみに競合他社の何件かはすでに私のお店で導入していますので想像の数字ではなく実際に私のお店のジャンルで導入した場合のリアルな結果数字の情報を持っています。
結果、営業の方は競合他社の内部データまでは持ち合わせていなかったので。私は今回はサービスの導入をお断りしました。
仮に営業の方が競合他社の内部データを集めており競合他社の数字を提示してみて私の持っている競合他社の結果として出たリアルな数字の情報とのギャップがあったら営業の方が今まで説明していた凄いも信用出来ないので断っていました。
営業の方の会社やその他の競合他社の情報など出来る限り真実なのか嘘なのかという情報も引き出したかったので1時間30分お話させていただきました。
凄いと思っていることは本当に凄い事なのか?
もしかしたら凄くないことを凄いと思わせられているかもしれませんよね。
世の中の情報のどこまでが真実で嘘なのか見極める力が大切です。
逆を言えば、凄くない物でも相手を凄いと思わせることができれば
それはビジネスチャンスになります。
話をまとめるとビジネスは情報戦です。
リアルな情報を持っているか持っていないかで
騙されるか騙されないかが分かれます。
騙されても騙されたことに気づけない場合は幸せなのか不幸なのか・・・・・