大きい声が出せない、出ないのは育った環境が原因かもしれない

皆さんは、大きい声は出せますでしょうか?

この記事を読んでいる人の中には、大きい声が出せない人もいるのではないでしょうか。

私の見てきた人達で、大きい声が出せない傾向があるのは、30代や40代の人達よりも若い10代や20代の方が多い気がします。
(勿論10代や20代でも大きい声が出せる人達もいます)

私の知り合いだった音楽教師の生徒さんでも、
大きい声が出せない、大きい声の出し方が分からない。

という人もけっこういたようです。
大きい声が出せる人からしたら以外かもしれませんね。

私がその音楽教師の方と大きい声が普通に出せる人と出せない人、若い人達は大きい声が出せない傾向にある。ことについてお話したことを書こうと思います。

本来なら人間は健康状態ならみんな大きい声が出せるようです。
(声帯などに支障がある場合は別として)

しかし、大きい声が出せる人もいれば出せない人いるのはなぜでしょうか・・・
この能力の差はどうやって出来てしまうのか・・・

声が大きく出せる出せないは、
あなたの過ごした周りの環境が大きく影響している場合があります。

未熟で小さい体で生まれてきた赤ちゃんでも、小さい体にもかかわらず大きい声で鳴きます。
もともと人間は大きい声が出せるのです。

あなたの生きてきた環境が大きい声が出せるままでいられるのか出せなくなってしまうのかが左右されます。

ここで言う環境は英才教育的な環境面でなく普段の何気ない環境です。

環境について話していこうと思います。

気を使うことなく大きい声の出せる環境で育ったかが重要です。
(そういう環境に身を置けたかが重要)

一軒家、マンション、アパート、もしくはその他の家、ホームレスでなければ生まれてきてからどこか家に住んでいると思います。

そして、都内の住宅街か田舎の家と家が離れている所か、
マンションなどの四方八方に別の住まいが設けられている場所なのか・・・

ご家族などと一緒に住んだことがあるような場合
小さい頃に一度くらいは、言われたことがある言葉・・・

「大きい声だすと近隣に迷惑かかるからもっと小さい声でしゃべりなさい。」

家の中やみんなの集まる公共施設の場所などでは必要以上に大きいを出さないように教育をされたのではないでしょうか。

人様に迷惑をかけないようにする教育が大きい声を出す環境が失われ、
そして、人間の本来備わっている大きい声の出せる能力を失わせる行為となってしまっているのです。

大きい声を出す習慣がなくなってしまって大声を出す力の使い方を身体から忘れて退化してしまって、赤ちゃんから大人になるにつれて大きい声が出せなくなってしまうのです。

音楽教室に通っていたり、学校の体育や部活、スポーツなどしていて
普段から少しでも大きい声を出す環境に身を置いているのであればまだ、
大きい声を出すことができるでしょう。

また、住まい関係で、
海外で例えるなら教会など日本の家とは建物の構造が違って室内で声を出すと反響しやすい建物が多い環境で育った場合、日本人のような甲高い声で会話すると、声が室内でキンキン響いて反響してしまい会話が聞き取りにくかったり、耳障りに聞こえてしまうので、
聞き取りやすいように太く低い声で無意識に話する習慣が身についたりとかするようです。
(その声の出し方が歌のジャンルによっては適切な発声の仕方だったりもするのです。)

アメリカなどでは、日本と比べると土地も広いので一件一件が日本ほど密集していなかったり家の中や庭の大きさが日本と比べると断然広々していますので、コソコソ話では意思が伝わりにくかったりで、ある程度大きい声を出さなければ相手に意思を伝えにくい環境に身を置いていますので、日本と比べて相手に意思を伝える声のパワーと迫力が必要とされます。そういう環境の違いで無意識に能力の差が生まれて各々の環境において必要とする力の標準値が変わってきます。

普段何気ない環境が無意識のあなたに色々と影響を及ぼしているので、
普段身に置く時間が多い空間の在り方を考えることが大切ということです。

時として、必要な能力を手に入れたい時には現状の環境を変えることが
最善かもしれませんね。

(冒頭で書きました、年配の方(30代、40代以降)のが大きい声が出せる傾向があるのは、
その時代の環境や考え方が要因していると言えるでしょう)

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