流れ作業の仕事を長年続けていると感情表現やコミュニケーションが下手になる

皆さんはどんなお仕事に就いていますでしょうか・・・?

世の中には色々なお仕事があると思いますが、

流れ作業の仕事を長年続けていると感情表現やコミュニケーションが下手になる。
という話をしていこうと思います。

皆さんは接客業をしたことありますか・・・?

接客業と言っても大きく分けると二つのカテゴリーに分けることが出来ると思います。

一つ目は、営業など成約を獲得するようなタイプ。
一人の人、もしくは多人数に対してお互いでじっくり話をしてコミュニケーションを必要とする接客業。

二つ目は、沢山の人を業務的にさばいていくレジ打ちや大衆居酒屋などでのオーダーや注文受けをする接客業。

この二つの内、二つ目に紹介した沢山の人を業務的にさばいていくような接客業を長年働いて慣れてしまっている人は、コミュニケーション能力が知らない間に低下している可能性があります。

沢山の人をさばく上で簡単な業務的コミュニケーションで完結するようなお仕事で働いていた方なら共感して下さるとは思いますが、ある程度働いていると相手が何を言ってくるとか、どういう行動してくるとか次第に分かるようになり、相手が行動する瞬間には瞬時に対応できるようになってくるものです。

何かを私に話しかけてくるとか、私がこう話したらこの返答がくるな。とか・・・

慣れてくることはとても良いことなのですが、時には慣れは怖いものです。

なぜなら、その慣れが感情表現やコミュニケーションが下手になってしまっている原因だったりするからです。

私の経験上、相手の話を聴いて受け止めて、そして発言するという行動が出来ていない人が多いのは断然に業務的な流れ作業の接客業をしている人達だったからです。

なぜなら、コミュニケーションの領域が狭い中でのやりとりが主になりますので相手の話にキチンと耳を傾けなくてもアンサーが出てしまうからです。

また、お客様にどうしますか・・・?
と言葉では聞いていても行動が、
どうしますか・・・?
の行動ではなく、
こうなんですよね。

という行動にすでに移っていたりしていて、

どうしますか・・・?という言葉を何で言っているのか

頭で考えず機械的になっていて

言葉が死んでいる場面をよく見ます。

相手の発言、相手の言葉を受け止める、考える、発言、という行動順番の中間部分の受け止める、考える、の行動をすっ飛ばしていきなり発言という行動を起こしてしまうのは時として誤解を招きます。

勿論、仕事上沢山のお客様をさばかなくてはいけないので、しょうがないところもあるのですが無意識行動や癖で相手の話を受け止めることが出来なくなってしまっていたら危険信号です。

プライベートなど普段でもその行動が無意識に出てしまっている可能性があるからです。
(相手の話を聴く力の低下)

大事な場面やお客様が本当に話を聞いてほしい場面などで自分は適切な対応したのに
対応の仕方が悪いとか愛想がないなどのクレームを良く受けたことある人は、
今一度自分の行動や言葉の意味、話の間の取り方など客観的に捉えて考える必要があるかもしれません。

お客様の求めていた答えは答えることができても対応が悪いなんて言われてしまったら悲しいですよね。

コミュニケーションの上手くなる一つの手段として、
出た言葉と感情と返す言葉と感情のギャップを擦り合わせて無くしていく作業を日頃から意識して会話をすることが大切です。

日頃から意識してが大切です。
無意識になってしまったらダメです。

それが一番大変です。

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